「店舗ファイナル①〜壁を白く塗れ!」第384回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年03月06日(日)09:40

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いよいよ2月後半に入り、サルシカ店舗プロジェクトの工事も最終段階を迎えようとしていた。
2月中に大半の工事を終え、3月頭に完成させる計画であった。

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平日。
イベントではなく、池山大工によるプロの大工作業が粛々と進んでいた。
集中した池山大工の仕事は早い。
前日に天井の下地が貼られたと思ったら、翌日にはみんなで塗装した天井材がすっかり貼られていた。

大工の要望により、お手伝いスタッフはひとりかふたり。

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が、最終イベントの3日前。
池山大工からヘルプ信号。

天井材と同じ板を壁にも使うことになり、塗装した板が「ちょっと」足りないとのこと。
前夜に秘密基地に板を運んでおくので、色を塗っておいてほしい、と。

「ちょっと」と言っていたので、隊長のわたくしひとりで作業しようと思って基地へ行くと、どかーんと板が積んであってひっくり返った。
池山大工の「ちょっと」は恐ろしい。
とてもひとりで出来る量ではないので今度はわたくしがヘルプ。
したらば、トイレの神様である前田さん、サルシカ副隊長のキヨちゃんが手伝いにきてくれた。

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が、3人でも終わらず、最後は野生児やっさん、女将の寿実ちゃんにも手伝ってもらい、計5人でなんとか仕上げることができた。

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ファイナル工事イベント前日。
古参サルシカ隊員の川北カンバンさんに看板の制作を依頼。

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そしてファイナル工事で漆喰を塗る壁に下地材を塗る。
今回の工事はなにかと本格的なのだ。
一切の妥協をしないのだ。

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その一方で池山大工はテーブル席部分の壁板を貼っていく。
そしてカウンターの基礎部分を組み立てていく。
すごいスピードだ。

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そこに山形からデコさんがやってくる。
サルシカのツリーハウス、秘密基地の工事で大活躍したあの男が、サルシカ店舗のためにまたまた東北から高速をぶっ飛ばしてやってきてくれたのだ。
彼の担当する工事は明日のファイナルであったが、せっかく到着したのだからと、一休みさせることなく手伝ってもらう(笑)。

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漆喰の下地、カウンターの土台、壁板の貼り付け。
予定していた事前工事をすべて終えて、金曜日の工事終了。

これで土日、ファイナル工事を迎えられるのだ。

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でこさんが来たら、当然飲み会。
前夜祭と称して「割烹やまき」で飲む。
明日、このやまきを借りきって打ち上げの予定であるが、前日も飲んじゃうのだ(笑)。

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そしてちょっと二日酔いで迎えた土曜日の朝。
いよいよ、サルシカ店舗工事のファイナルイベント!!!

いつもより厳粛に朝のあいさつ。

このお店「おばんざいバルすみす」は、まさにみんなの協力でつくられ、実現するのだ。
時間をかけ、汗を流してつくった分だけ、愛情が注がれているのだ。

やっつけではない、本物のお店を目指すのだ!

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コンクリ工事に続いて左官の小山さん再登場!
今回は漆喰塗りの先生!
まさにプロによる指導である。

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鳴海さんは今回の店舗のデザイン担当だが、漆喰も塗る。
中谷の父ちゃんも塗る。
父ちゃんは学生の頃、左官のバイトをしていたのでコテ使いがやたらうまい。

「女の背中を撫でるようにね、すーっと撫でるのよ、やさしくやさしく、そっとね」

もっともらしいが、まったくわからない話なのだ。
プロの小山さんは「そうそう! やさしく撫であげてね!」と無責任に笑っている。
父ちゃんは調子に乗って「よーし、壁を感じさせてやるぜ、ほーら」とコテを使う。
まだ朝9時過ぎだというのにまったく(笑)。

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一方は、新隊員のワークショップ高木と小山さんが漆喰を塗る。
常喜さんは漆喰の補給係。

どんどん壁に漆喰を塗る。
白くしていく。

こうしてサルシカ店舗プロジェクトのファイナル工事ははじまったのである。

(次回へ続く)